根室の街中に、立派な神社がありました。
金刀比羅神社(ことひらじんじゃ)。
1806年に創建された歴史ある神社で、毎年8月に行われる例大祭は北海道三大祭りのひとつに数えられるほど。旅の安全を祈願するのにぴったりの場所でした。
須崎が【北海道一周旅行10日目】で訪れた記録をお届けします。
※この記事は2025年11月の訪問時の情報に基づいています。最新情報は公式サイト等でご確認ください。
根室の守り神「金刀比羅神社」

金刀比羅神社は、1806年(文化3年)に商人・高田屋嘉兵衛によって創建された神社です。航海の安全と大漁を祈願する「海の神様」として、根室の漁師たちから厚い信仰を集めてきました。
北海道一周旅行の道中、旅の安全を祈願するにはぴったりの神社。本殿に手を合わせ、残りの旅が無事に終わるようにお願いしました。
毎年8月に行われる例大祭は、約120人で担ぐ1.5トンの神輿や山車が街を練り歩く壮大な祭り。北海道三大祭りのひとつにも数えられ、2020年には北海道無形民俗文化財にも指定されています。須崎が訪れた11月は祭りの時期ではありませんでしたが、静かな境内にも歴史の重みが漂っていました。
境内の見どころと参拝の様子
金刀比羅神社の境内に足を踏み入れると、まず目に入るのが立派な鳥居です。根室という土地柄、漁業関係者からの奉納が多く、石灯籠や玉垣にも「大漁祈願」「海上安全」といった文字が刻まれています。
本殿へ続く参道は、まっすぐに伸びていて清々しい雰囲気。11月の根室は気温がかなり低く、この日も吐く息が白くなるほどでしたが、凛とした空気の中での参拝は気持ちが引き締まります。
須崎が特に印象に残ったのは、境内の静けさです。北海道一周の旅は車での長距離ドライブが続くので、こうした神社で静かに手を合わせる時間は、心のリセットになります。旅の途中で神社に立ち寄る習慣は、この北海道旅行で身についたかもしれません。
御朱印・お守りについて
金刀比羅神社では御朱印をいただくことができます。社務所は本殿のすぐ横にあり、参拝の記念にぜひ立ち寄ってみてください。航海安全にちなんだお守りも人気で、旅行の安全祈願のお守りは旅のお供にぴったりです。
根室ならではの「大漁御守」もあり、漁師だけでなく「仕事で大きな成果を得たい」というビジネスパーソンにも人気があるとのこと。須崎も旅の安全と仕事の成功を願って、お守りをひとついただきました。
例大祭「金刀比羅神社例大祭」の魅力
須崎が訪れたのは11月でしたので残念ながら例大祭は見られませんでしたが、地元の方に聞いたその規模は想像以上でした。
毎年8月9日から11日にかけて開催される例大祭は、根室の街を挙げての一大イベント。約120人が担ぐ1.5トンの大神輿が市街地を練り歩き、華やかな山車(だし)が街を彩ります。その迫力は北海道三大祭りのひとつに数えられるほどで、期間中は根室市内が祭り一色に染まるそうです。
特に見どころは、神輿の「練り込み」と呼ばれるパフォーマンス。担ぎ手たちが掛け声とともに神輿を激しく揺らす姿は、圧巻のひと言。根室の漁師町らしい力強さを感じる場面です。
次回北海道を訪れる機会があれば、ぜひ8月の例大祭の時期に合わせたいと思いました。
アクセスと駐車場情報
金刀比羅神社は根室市街の中心部にあるため、アクセスは非常に良好です。根室駅からは車で約5分、徒歩でも15分ほどで到着できます。
車でのアクセス
須崎は北海道一周をレンタカーで回っていたので、車でのアクセスでした。神社の敷地内に無料の駐車場があり、10台ほど停められます。11月の平日ということもあり、駐車場は空いていました。
釧路方面から根室へ向かう場合、国道44号線を東に進み、根室市街に入ってから案内標識に従って進めば迷うことはありません。所要時間は釧路から約2時間半ほどです。
公共交通機関でのアクセス
JR根室本線の根室駅から、根室交通バスに乗車して「琴平町」バス停で下車すれば徒歩すぐです。ただし、バスの本数は限られているので、事前に時刻表を確認しておくことをおすすめします。
ベストシーズンとおすすめの訪問時期
金刀比羅神社を訪れるベストシーズンは、やはり例大祭が開催される8月です。北海道三大祭りのひとつを体験できるのは、この時期だけ。
ただし、静かに参拝を楽しみたい方には、須崎が訪れた秋(10〜11月)もおすすめです。観光客が少なく、落ち着いた雰囲気の中で境内を散策できます。紅葉の時期には境内の木々が色づき、風情ある景色が広がります。
冬(12〜3月)は根室の厳しい寒さに注意が必要ですが、雪に覆われた神社は幻想的な美しさ。防寒対策を万全にすれば、冬ならではの静寂な参拝が楽しめます。
春(4〜5月)は根室の遅い春を感じられる季節。桜の開花は本州より1ヶ月以上遅く、5月中旬頃に見頃を迎えます。
周辺の立ち寄りスポット
金刀比羅神社を参拝した後は、根室ならではの観光スポットを巡るのがおすすめです。
納沙布岬(車で約30分)
本土最東端の岬。須崎も同じ日に訪れました。北方領土が間近に見える感動的なスポットです。詳しくは納沙布岬の記事をご覧ください。
根室のエスカロップ
根室のご当地グルメといえば「エスカロップ」。バターライスの上にトンカツを乗せ、デミグラスソースをかけた料理で、根室市内の複数の飲食店で提供されています。参拝後のランチにぴったりです。
花咲港・花咲ガニ
根室は花咲ガニの産地としても有名です。花咲港周辺では新鮮な花咲ガニを味わえる食堂があり、夏から秋にかけてが旬。独特の濃厚な味わいは、一度食べたら忘れられません。
まとめ
- 1806年創建。200年以上の歴史を持つ根室の総鎮守
- 航海安全・大漁祈願の神様。旅の安全祈願にもぴったり
- 例大祭は北海道三大祭りのひとつ。毎年8月開催
- 北海道無形民俗文化財に指定(2020年)
- 御朱印・お守りもいただける。大漁御守が人気
- 根室市街中心部でアクセス良好。駐車場完備
金刀比羅神社 観光情報
- 名称:金刀比羅神社
- 住所:北海道根室市琴平町1丁目4
- アクセス:根室市街中心部(徒歩圏内)
- 参拝時間:境内自由
- 料金:無料
- 駐車場:あり
- 例大祭:毎年8月9〜11日頃(北海道三大祭り)
- 公式サイト:nemuro-kotohira.com
根室を訪れた際は、旅の安全を祈願しに立ち寄ってみてください。200年以上の歴史を持つこの神社は、旅の思い出に深みを加えてくれるはずです。